ZabbixでWindows Server 2019のリソースを監視する手順(CPU、メモリ、ディスク使用率)

Taikiです。


今回は、Zabbix でWindows Server 2019のリソースを監視する手順を紹介したい。
事前準備として、Windows Server 2019にZabbix Agentを追加する手順は、前回の記事を参考にして頂きたい。
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前提条件

システム要件

CentOS 8.2
Apache 2.4.37
PHP 7.2.24
MySQL 8.0.21
Zabbix Server 5.2.0
Zabbix Agent 5.2.1
Windows Server 2019 Datacenter Evaluation

用語

ホスト:監視対象の機器(今回はWindows Server 2019)
アイテム:監視項目(死活、CPUメモリ、ディスクのリソース)
テンプレート:複数の監視項目をまとめた単位
ホストグループ:画面表示やテンプレートリンク設定、アクションの振り分けを行う単位

設定要件

Zabbix Server:192.168.1.12
Zabbix Agent:192.168.1.100
ホスト名:Host
グループ名:Group
テンプレート名:Template
アイテム名①:ディスクの使用率
アイテム名②:CPU使用率
アイテム名③:メモリ使用率

ホストの作成

手順:「設定」 → 「ホスト」 → 「ホストの作成」

  • ホスト名:Host
  • グループ:Group
  • インターフェース・エージェント:192.168.1.100

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テンプレートの作成

手順:「設定」→「テンプレート」→「テンプレートの作成」

  • テンプレート名:Template
  • グループ:Group

f:id:vtaiki:20201230112030j:plain

アイテムの作成

手順:「設定」→「テンプレート」→ 「テンプレートの作成」→「アイテム」→「アイテムの作成」

ディスク使用率

  • 名前:ディスクの使用率
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:vfs.fs.size[C:,pused]
  • データ型:数値 (浮動小数)
  • 単位:%

f:id:vtaiki:20201230112052j:plain

CPU使用率

  • 名前:CPU使用率
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:system.cpu.util
  • データ型:数値 (浮動小数)
  • 単位:%

f:id:vtaiki:20201230112111j:plain

メモリ使用率

  • 名前:メモリ使用率
  • タイプ:Zabbixエージェント
  • キー:vm.memory.size[pused]
  • データ型:数値 (浮動小数)
  • 単位:%

f:id:vtaiki:20201230112132j:plain

以上、3つのアイテムを作成しました。
f:id:vtaiki:20201230112350j:plain

ホストとテンプレートの対応付け

手順:「設定」→「 ホスト」→「 Host(対象ホスト)」→「テンプレート」

  • 新規テンプレートをリンク:Template(対象テンプレート)

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最新データで動作を確認

手順:「監視データ」→「最新データの確認」

  • ホストグループ:Group(対象グループ)

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ダッシュボードにグラフを追加

手順:「監視データ」→「ダッシュボード」→「ダッシュボードの作成」→「ウィジェットの追加」

  • タイプ:グラフ
  • 名前:デフォルト
  • リフレッシュ間隔:標準1分
  • ホストパターン:Host(対象ホスト)
  • アイテムパターン:ディスクの使用率、CPU使用率、メモリ使用率

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参考ブログについて

リソースの監視設定は、「ネットワークチェンジニアとして」様のブログをを参考にさせて頂きました。
changineer.info