英語面接を通過し、外資系企業から内定を頂いたお話

前回は1次面接(国内HRと国内所属先マネージャーとの日本語面接)を通過したところまでを書きました。
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今回は、2次面接(Managerとの英語面接)、3次面接(Vice Presidentと英語面接)を経て、内定を頂くまでのお話。
最初に、英文レジュメの提出依頼を受け、プロジェクト概要や経歴、スキル、資格を記したResume(A4で1枚)を提出したが、簡単すぎると突き返された。そこで、詳細を記したEmployment History(A4で3枚)を付け加えて提出した。Employment Historyは、勤務先別にプロジェクトをタスクに細分化して記述したものだったが、A4の3枚で英字5000字程度。US採用者は、Resume(概要)だけでは即戦力かを判断できなかったようで詳細を要求したようだ。Employment Historyを提出してようやく面接に進めた。

面接対策

面接対策は先ずQ&Aを作った。次に作成したQ&Aをオンライン英会話の先生にチェックしてもらい、修正版のQ&Aを使って先生と模擬面接をするの繰り返し。ちなみに英会話はBizmatesを選んだが、何故かというと、安い上に、ビジネス特化型という触れ込みもあったので試してみたところ、最初の先生(フィリピン人)が、アプリの開発出身で、実践的な面接練習ができたから。また、忖度せずに会話中に遠慮なく突っ込みをバシバシ入れてきて、ビジネス英語の表現を叩き込まれた。料金は毎日25分プランの月額13200円。初月は半額なので面接等の短期決戦なら向いていると思う。


英語面接はスピーキングさえできれば何とかなると思う。Q&Aをしっかり作りこんでインプットしておけば大体聞き取れると思うし、IT用語から何を質問されているかも連想しやすい。しかしスピーキングは場数である。こればっかりは人と話し込まないと身につかないので座学だけでは厳しい。独学でTOEIC満点の人がスピーキングは苦手だと言っていたのを思い出す。

質問のアイデア出しは3つの観点から絞り出した。転職に一貫性があるか、即戦力となり得るスキルや経験があるか、会社やチームに馴染める適正があるか。
英語の面接対策については過去記事を掲載しときます。
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失敗談

適正で1つ言える事は、正直である事。失敗談だが、ある面接で「ミスをした部下を人前で叱ったことがあるか」の問いを受けた。クラウドインテグの営業マネージャー職の求人だったと記憶している。これ見よがしに人前で叱った事はなかったが、マネージャー職なので部下の育成ができるかを見られていると思い、リップサービスのつもりで「ある」と答えてしまった。その結果、面接に落ちた。面接後、エージェント経由で、「人前で人を恫喝する(?)ような人間を我が社では採用していない。」との連絡を受けショックを受けた。事実相違の返答をした上に、過大に自己否定されたように感じた。正直である事。これ大事です。

電話インタビュー

面接の話に戻るが、インタビューの選択肢を与えられた。電話かSkypeか。周りに聞くとSkypeが良いという声もあった。声だけでなく映像もあった方が、身振り手振りで意思が伝わりやすいのだという。それでも電話を選んだ理由は、ネット回線よりも電話回線が安定しているから。正確に言うと、万が一、こちらのネット回線やPC環境が原因で面接が滞ってしまうと心証が良くない。これまでも自宅で電話が不安定になる事はなかったが、ZoomやSkypeのビデオ通話ではたまにあった。言わずもがな英語面接で通話が途切れることはよろしくない。加えて、電話なら相手を気にせずにあんちょこのカンニングができるとうメリットもw。以上の事から電話による英語面接を希望した。

面接の時間帯は、平日AM。USの時差を考えるとそれ以外に選択肢はない。(こちらから深夜を希望すればOKだったと思うが。)

2次面接

2次面接はIT Managerとの面接。冒頭は、いつもの「How are you ?」からスタート。お約束通り、「So nervous...」と伝えて、少しアイスブレイクの時間を頂いた。最初の質問は、「Tell me about yourself ?」、いわゆる自己紹介だった。当然Q&Aに追加されているため、すらすらと答える。
その後は、特定のスキルや経験についての質問がどしどし来る。Microsoft365の移行経験、IT監査のサポート、Incident Control、Firewallの導入経験、MDMの運用経験等、現在進行中と今後予算化されているプロジェクト周辺の経験があるかを確認していたのだろう。BPやベンダーの違いはあれ、この製品はこういう使い方を、監査はここの会社に依頼して自分はこの範囲を担当した等、経験に基づく説明を行う。質問の内容からして、これまでの経験でほぼ網羅できる業務内容であることを理解できた。先方もそう感じただろう。手応えを感じつつ2次面接は終了。

3次面接

そして、15分後、3次面接がスタートした。実は同日に2回の英語面接を行ったのだ。3次面接の面接官はVice President(VP)。初っ端の質問は、「What is your plan for today?」みたいな内容だったと思う。アイスブレイクのつもりで質問してくれたのだろう。午後から家族とご飯を食べに行く予定だったので、「l will go outside to eat lunch with my family, but...it depends on this interview whether the lunch is delicious or not.」みたいな回答をした。VPは笑いながら、「Let's make it (delicious)」と答えくれ、掴みはOKな感じだった。VPからの質問は、自己紹介、転職理由、現職は内資か外資か、上場か非上場企業か、入社後に何をしたいか等であった。ほぼ用意したQ&Aで網羅できたので、これまたすらすら回答できた。後は、いつ入社可能かを答えて無事、3時面接も終了。

入社後、当時の事を人事に聞くと、VPからは「彼は面白い。気に入った。」との評価をもらい、文句なしの面接通過だったそうだ。給与面では、日本支社長から「希望年収が少々高くても採用するように」との指令が出たそうな。くそー、採用中に聞いていれば、もっと吹っ掛けていたのにw。

晴れて内定オファーを届きました。